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自己スキーマとは

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人は誰でも自分の知らないことよりも、関心のあることや影響されているものについて話をしたがるものです。
夢中になっているドラマがあれば、そのドラマの話をしたがったり、連休に旅行を計画しているのなら、旅行のことは伏せたとしても、無意識のうちに候補地について話していたり。
つまり、その人の発言する内容によって、その人が今どんなことに比重を置いているのかが見えてくるのです。
このことは、タイムリーな話題についてだけではありません。
話す内容から、その人の基本的なスタンス、自分自身をどうとらえているのかも見えてきます。
たとえば、自分はモテると意識している人なら、自然と「歩いてたら、また声かけられてさ」といった話をしますし、自分のことをできるビジネスマンだと思っている人なら、仕事で成功した話が必然的に多くなります。
人間の頭の中には、知識や記憶などのさまざまな情報が詰まっています。
そして、それら個別の情報の中で意味的に関連性のある項目が結びつき情報ネットワークが形成されます。
そして重要な情報はネットワークの中心に位置するため、頭の中に思い浮かびやすくなるのです。
会話の中で何度も出てくる話は、その人にとって重要な情報であり、重大な関心事なのです。
自分自身に関する情報は、当然ながら自分にとっての大変重要な情報です。
そして、この情報をまとめた、自分自身に関する構造化された知識のことをビジネス心理学では「自己スキーマ」と呼びます。
特定の自己スキーマを持つと、自分に関する情報を処理するだけではなく、他人に関する情報処理にも影響するようになります。

ビジネス心理において、聞き上手は集団のまとめ役といわれています。
あまり自分のことを話さない人を観察するときは、まずその話題に関心があるかどうか注意しましょう。
無関心だから黙っているのか、それとも黙ってじっくりと相手の話を聞いているのか。
きちんと耳を傾けて話を聞いている人は、頼りになる人の可能性大です。
その場にいる人たちを誰よりも観察しているからです。
じっくりと話を聞いている人の中には、相手の自己開示を引き出すのが得意な人がいます。
心理学ではこういう人を「オープナー」といいます。
日本語で言うと、ズバリ聞き上手です。
相手との信頼関係を作るには、まず相手の話を聞くことから始まります。
相手がニコニコと微笑みながら話を聞いてくれると安心感が増していき、どんな悩み事や愚痴でも聞いてもらえるような気持ちになっていくのです。
そのためオープナーはどんなタイプの人からも好かれます。
このように、自分を強く主張しないで周りの人の話にじっくり耳を傾け、短くとも的を射たコメントをする。そういった人たちは、その集団における陰の実力者になる素質があります。
リーダーとして引っ張っていくタイプではありませんが、人と人を結びつける役割を果たしていくのです。
物事をネガティブな方向から考えずにいられない人がいます。
愚痴ばかりこぼす人は、周りにもマイナスの空気を伝染させてしまい、とかく嫌われてしまうものです。
けれど、愚痴をこぼすというのは、「助けてほしい」というサインでもあります。
ですから愚痴を聞いてあげると、「ヘルプサインを受け取ってもらえたんだな」と喜ばれるでしょう。

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