古着といえば、「ヴィンテージ」という言葉が頭に浮かびますが、そもそも「ヴィンテージ」って何なんでしょう?
ヴィンテージ(vintage)とは、元々はワイン用語で、ブドウの収穫~ビン詰めまでの工程を表した言葉だそうです。
語源は、フランス語の「vendange」からで、ラテン語の「ブドウを収穫する」という意味からきています。
そのうちに、そのワインのブドウの収穫年を差すようになり、特に当たり年のワインのことを言うようになったのです。
英語の「vintage」は、「~の頃」「時代」などを意味しますが、「年代物の逸品」という使い方はないということです。
そこから、いつの間にか派生して、名品や、楽器・衣料品・車・カメラなどの希少品の意味に用いられるようになりました。
基本的には、だいたい10年以上古い年代に作られた製品に対して使われるようで、10年以内の新しい製品に使うのは間違いだそうです。
ヴィンテージ物とされる主な製品は、ヴァイオリン「ストラディバリウス」、ギター「レスポール」、自動車「トヨタ・2000GT」など。
また、ファッションでは、ジーンズの「リーバイス 501」が有名。
他には、時計、写真、家具、陶器、日本酒、アロハシャツ、スニーカー、人形・・・などがあります。
最近はマニアの間で盛り上がっているものが多いので、ヴィンテージ物で高額希少品と聞いても、何だかわからないというものも多くあるようです。
また、人気があって復刻版(レプリカ)が作られる商品の原版を、レプリカと区別する場合に、ヴィンテージと呼ぶことがあります。
では、「ヴィンテージ・ジーンズ」とは、どういうものでしょうか?
特に有名なモデルは、LEVI'S(リ-バイス)の「501」で、リーバイ・ストラウス社を代表する製品です。
1890年にロットナンバー(品番)を付けたのをきっかけに誕生しました。
当時の最高品質のデニム生地「XX(ダブルエックス)デニム」を使用した製品に付けられた品番です。
現在では、単なる品番ではなく商品名(登録商標)となっていますが、細部に変更を加えつつ現在まで製造販売が続いています。
特徴は、前あきがボタンであることと、生地に防縮加工がされていないため洗うと縮むので、はいて体にフィットさせていくことが流行しました。
「505」は、1967年発売の前あきがジッパー型のモデルで、501よりもやや細めのストレートです。
当初は、 551Zというナンバーでアメリカ東部向けに製造され、その細身のシルエットが人気になり、90年代のブーム時にヴィンテージ物が出回りました。
「517」ブーツカット・モデルで、1971年の発売。
「606」スーパースリムのジーンズで、現在ではブラックとBIG「E」の復刻バージョンがあります。
「646」ベルボトム・シルエット。
また、Lee(リー)はアメリカ3大ブランドの1つで、「101」はジェームス・ディーンが公私共に愛用したとして有名。
前あきがボタンフライ・ジップフライ(ジッパー)の2タイプがあって、ジーンズにジッパーを初めて導入したメーカーでもあります。
Wrangler(ラングラー)は「11MW」(1947年)と「13MW」が有名。
「13MW」はブロークン(ツイル)デニムを使用し、表面がソフトで柔らかく、洗ってもよじれないのが特徴。
全米プロ・ロデオ協会公認ジーンズで、ロデオ乗りが使った物はセンターに白く線状に色落ちが見られるそうです。
EDWIN(エドウィン)は、「400番台」がインターナショナル・ベーシックシリーズで、ストレート・スリムジーンズの定番。
402~ 405 がストレート、406~ 408 がスリムで、末尾の数字が大きくなるほど太目のモデルとなります。
「503」現在の定番シリーズで、洗い・防縮加工のみの製品から、色落ち・傷つけ加工の製品まで、いろいろなシリーズ展開があります。
「505」赤耳つきヴィンテージ・ジーンズが流行した90年代半ばに、一世風靡したものです。