「ヨーロピアンカジュアル」とは、和製英語で「ヨーロッパ風のカジュアル・ルック」という意味です。
70年代に「アメリカン・カジュアル」と並んで、「フレンチ・カジュアル」「イタリアン・カジュアル」と言われていました。
どちらも象徴的なアイテムがあるわけではなく、どちらかというと「着こなし」についての呼び名ともいえます。
では、どういうものなのでしょうか?
「フレンチ・カジュアル」の場合、「ドレスダウン(dress down=約束や型にはまらない服装をすること。)が、キーワードです。
つまり、「品よく、シック(洗練された)に、ドレスダウンした着こなしをする」ということです。
ですから、カジュアルに少しドレッシーなアイテムを加えて、オシャレな感じを出すということです。
たとえば、トップスに「ステンカラー・コート」や「テーラード・ジャケット」、インに「柄ものYシャツ」「ハイネック」、ボトムズにはモノトーンの「ジーンズ」や「白のチノパン」。
シューズは「ローファー」「サイドゴア・ブーツ」「レザー・スニーカー」など、ちょっとドレッシーなものを合わせます。
シルエットは、ドレッシーなものとのバランスで、ジャストフィットなサイズを選んで、シャープな印象でキメましょう。
「イタリアン・カジュアル」は、さらにカテゴリーがあるわけではなく、アメリカン・カジュアルをイタリアならではの色づかい・デザインにしたものを言うようです。
または、ミラノで活躍しているデザイナー(アルマーニ、フィオルリッチなど)のスポーティでカラフルなファッションを指します。
古着屋さんのアイテムとしては、圧倒的にアメリカものが多いですが、ヨーロッパ(フランス・イタリア・イギリス)物も、ぜひ、取り入れてみましょう。
古着の着慣れた印象を、キリッと引き締めるポイントになると思います。
昨年9月に、H&Mの1号店が銀座にオープンしたというニュースを、マスコミで知りました。
その前から、アメリカなどでかなり人気だと聞いていたので、かなり気になるブランドではありました。
H&M (エイチアンドエム) は、スウェーデンで1947年に創立、当時は婦人服専門で、社名も「へネス(彼女のものという意)」でした。
1968年に「Mauritz Widforss」を買収し、ストックがあったので紳士服も扱うようになり、店名も「ヘネス・アンド・マウリッツ 」に変更。
その後、略称「H&M」をブランド名として現在に至っています。
低価格でファッション性の高いアパレルメーカーとして、世界的に人気を集め、現在は30か国に1,600以上の店舗があります。
ユニークなのは、その経営方法で、商品が売り切れると再生産はしないで、次から次へと新商品を投入していくというもの。
また、世界で約100名いるデザイナーが、1年に何度も世界各地に旅行して、そこで受けたインスピレーションから次々とデザインを作るということ。
それによって、毎日のように新製品を投入するという商法を成り立たせているというのです。
サイズ展開も大半が6サイズくらい用意されていて、ターゲットとする年齢層が広く、さまざまな体型の人にも受け入れられています。
有名デザイナーやマドンナなどとのコラボ企画や、いろいろな広告アピールなど、ワールドワイドにH&M旋風を起こしているようです。
世界的な展開や日本進出がまだまだ新しいので、古着市場には商品が少ないようですが、今後、東京・大阪にさらに出店予定なので、さらに注目する必要がありそうです。
古着でいろんなブランドの服を気軽に買って、着てみて、お気に入りブランドを見つけるというのもいいかもしれませんね。