ネイルケアとして行われるものの中に甘皮処理があります。クリーンアップとも言います。甘皮とは爪半月――ルヌラ、マトリックスなどとも――言われる、爪が出来る部分を保護するための皮膚です。
キューティクルともいいます。爪半月を覆っているのはそのためです。人によっては、それが爪の一部として見えなくなっている場合もありますが、問題はありません。爪半月の上を覆い、守っている形となっているこの甘皮ですが、必要以上にあると爪にとって邪魔なものとなってしまいます。爪に必要な水分を奪ってしまうからです。
甘皮処理はその甘皮と爪の表面に張り付いている薄皮を処理します。薄皮はルーズスキンと言われることもあります。処理をすることで爪の成長を促したり、表面の凹凸を少なくする効果があります。10日から2週間に1度が理想的な頻度です。
ネイルサロンでやってもらうことも出来ますが、自分で出来ないことではありません。必要な道具をそろえて、やってみましょう。
必要なものはキューティクルリムーバー・ニッパー・オイル、コットン(を巻きつけた)スティック、ガーゼ(またはそれに準じるもの)です。
まずキューティクルリムーバーを少しずつ甘皮につけて馴染ませます。ぬるま湯に指を2、3分つけます。皮膚を柔らかくするためです。爪周りの油分や汚れも落ちます。湿らせたコットンスティックを使い、根元部分に薄皮を、円を描くように押し上げていきます。この時あればステレンスプッシャーを使うとよりしっかり処理できます。
ガーゼなどを使って薄皮を取り除きます。スティックと同様に円を描いてください。処理し切れなかったものはキューティクルニッパーを使って対応します。
後はキューティクルオイルを塗りこみます。油分を補充し保湿するためです。マッサージをして終わりです。
ネイルといってしまうとお洒落用語のカタカナ語ですが、日本語では普通、爪といいます。そしてこれをネット検索するとまず真っ先に来る情報は水虫に関するものです。
水虫は正しくは爪真菌症といいます。男性のそれも足に特徴的なように言われていますが、これは偏見です。白癬菌と呼ばれる真菌の一種が原因でなる皮膚感染症です。女性がなる確率ももちろんあります。特に冬場はずっとブーツを履いていたり、冷え性だからと靴下を履いて寝られる方もおられます。
こうした方はどうしても水虫になりやすいのです。足に多い水虫ですが、手になってしまうケースももちろんありえます。原因たる真菌の餌は爪を形成するケラチンだからです。感染症に分類され、人に移るものなので、ネイルサロンでは断られるケースの一つです。それもかなり多いと言います。
症状は水虫の種類によって異なります。
趾間(しかん)型水虫は指の間がふやけて、ぐじゅぐじゅしてしまったりします。ただれることもあります。他に指の間の皮がむけている、指の間がかゆい、もしくは痛い症状が出ます。
小水疱(しょうすいほう)型水虫は水疱が特徴の症状です。これが赤みを帯びてしばらくすると乾いて取れます。足の側面や土踏まずなどに、小さな水疱がいくつもできそれが集まります。強いかゆみも特徴です。
かゆみを感じかけばかくほど他の部位に移ったり、痛めたりします。放っておけば進行する一方です。水虫は完治可能です。塗り薬と内服薬を適切に使用すれば良いのです。気がついたら早く受診しましょう。
<<前へ >>次へ