ネイルを飾るものとしてもっとも身近なのはマニキュアです。そのマニキュアを落とすのに使うリムーバー――除光液とも言うものです――には注意が必要なのです。
そもそもマニキュア――ボリッシュの方がより正確な呼び方です――自体が化学染料で、有機溶剤が使われてします。そのマニキュアを溶かすものとして使われるリムーバーもまた強い化学薬品が使われています。
市販されているたいていのリムーバーの主成分はアセトンが使われています。アセトンはそれ自体が強く油分を奪うものです。ですからマニキュアを落とすことも出来るのですが、同時に爪自体の油分も奪ってしまうのです。その結果爪の水分も失われてしまいます。
そのため爪を乾燥させてしまいます。結果、爪を痛めてしまうのです。爪が黄ばんできたり、縦線が顕著になったり、割れやすくなったりしてしまうのです。
徹底して防ごうと言うのならば、アセトンが使われていないリムーバーを使うというのも一つの手段です。ですが、高価であることを覚悟しなくてはなりません。
普通のものを使う場合はまずは使用頻度を可能な限り少なくすることです。最低限でも1週間に1度以上使わないようにしましょう。そして使った後は必ず油分を補給して保湿に務めましょう。
ハンドクリームやキューティクルオイルで充分です。
リムーバーを使うときもコットンにたっぷりと取り、それがマニキュアに浸透させるようにして使いましょう。少量でこすって使うのはよくありません。
マニキュアはネイルとしてだけでなく、それ自体が爪の保護として効果的です。リムーバーの使い方を注意して楽しみましょう。
手足の爪に施す装飾や化粧をネイルアートと言います。古くは紀元前のエジプト文明にその文化が合ったことをミイラが伝えています。東洋でも楊貴妃が爪を染めていたと言いますし、日本では平安期に爪を染色する技術が伝来したとされます。江戸期になると遊女たちが爪を染めていたことが知られています。
現在のようなお洒落としてネイルの確立は20世紀後半のアメリカからだと言われています。自動車のラッカー塗料からマニキュアが開発されたことも一つの大きな要因でしょう。ネイルアートとしての分野が生まれました。
現在ネイルアートは幾つかの種類に分かれています。手や爪の手入れをし、ネイルアートをし易くするためのネイルケア、爪表面の塗料の代名詞となるほど爪を彩るマニキュア、人工的に作り出されたネイルである人工爪などです。人工爪は美容だけでなく医療現場や老人介護にも用いられています。
またネイルアートを施してくれる技術者をネイリストや、その店をネイルサロンも急速に増えています。
余談ですがネイリストと言うのは実は和製英語です。ネイティブの英語ではマニュキュアリストが使われるのが一般的です。
日本ではネイリストにもネイルサロンにも公的な認可はありません。ですが民間団体であるJNA(日本ネイリスト協会)がネイリスト検定を設けています。
ネイルアーティストと言う職業もあります。これには資格がありません。ネイルアートを行う職業で、ネイリストとの違いは資格と本人たちの意識にしかなさそうです。どこが違うのか訊いてみるのもいいでしょう。
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