商品先物取引においては、まだそこまで注文の種類が多いわけではありません。
FXのような非常に複雑な注文方法はなく、基本的には商品先物取引の注文は成り行き、指値での注文となります。
ただ、中にはやや特殊な注文方法もあります。
■指成注文
指成注文というのは、日中においては普通の「指値注文」として扱われます。
ただし、その指定した金額に商品が上下してくるとは限りません。
もし最後までその金額に届かなかった場合、普通の指値注文では取引不成立となります。
しかし、この指成注文の場合、日中約定しなかったら、大引け、即ち最後の最後で成り行き注文として取り扱われる事になります。
よって、その日の最終価格で売買が行われるのです。
■引成注文
引成注文は、大引けでのみ成り行きに変わる指成注文に対し、前場、すなわち午前中に出せば午前の最後に成り行き注文に変わり、後場、すなわち午後に出した場合は大引けで成り行きとなる、という注文方法です。
よって、午前中にどうしても約定させたい場合に有効な注文です。
この二つの注文は、商品先物取引においてはザラバ取引でのみ使用されます。
基本的には、両方とも「できるだけこの日に約定させたい」という状況で使用する注文です。
例えば、デイトレードで自分的なルールを作っており、明日に取引を回さないというポリシーのある場合。
あるいは、週末の前の日で、どうしても来週に持ち越したくないという場合。
こういった場合に使用すると良いでしょう。